しっかりしないことで、家族の絆が強くなったハナコさんのストーリー

プライベートではとことんポンコツ

仕事は頑張る。プライベートは後回し。

長男18歳(高3)、次男12歳(小6)の母です。次男妊娠に伴って派遣切りに遭いました。今でいえば完全にマタハラですね。それまで細々と行っていたフリーランス副業を半ばやむをえない形で本業に転換し、現在に至ります。 フリーランスは月ごとに収入の波が大きく、いつご依頼が途絶えるかがわかりません。 ずっと自宅でこもって子供の面倒を見るのも性に合わないと感じていたため、産後2か月で次男を保育園に預けて最短で仕事に復帰しました。 個人事業ですから当然、仕事については代わりがいません。当たり前ではありますが、仕事についてはできる限り前倒しを心がけ、期限内にきちんと対応するよう心がけています。ただキャパオーバーなのか、そのぶんプライベートがどうしても後回しになり、注意力が散漫になってぬけモレが多発。 ちゃんと子供に目や手をかけられていないな・・・親として、これってどうなの・・・?と凹むことも少なくありません。

プライベートでの事件あれこれ

特に仕事が慌ただしくなってくると家族関係のスケジュール・対処すべきことがしょっちゅう抜けます。 この文章を書いているタイミングでは長男が大学受験まっただなかで、出願・入金などの絶対外せない事務手続が入ってきているためなおさらかもしれません。 最近の事例では、3学期最初の冬休み明けの登校日・その週の土曜登校日を親子ですっかり忘れていました。 ぐっすり寝ている最中に通学班のちいさな子供たちにピンポンされ、大変恥ずかしく申し訳なかったです(しかも次男は通学班の班長さん)。 いっとき両親の不在が多くなった時期には次男のメンタルが不安定になったのか、先生の視界から消えるなどで学校からもよく電話を頂いていました。 また長男のときには中学校での高校受験説明会をすっかり忘れていて、初の受験なのに・・・!と愕然とすることも。 高2での三者面談では「オープンキャンパスはどこを申し込まれましたか?」と担任から尋ねられて初めてオープンキャンパスに数校行く宿題が出ていたことを知り、慌てて申し込もうとしたもののどこも既に満席でした。 また、国公立大学にチャレンジするには欠かせない「共通テスト」の受験料の振込も、私の勘違いで危うく間に合わなくなりそうになり、「オレの人生、受験できずに変わってたかもしれないし!」と長男から怒られる失態もありましたね。

ポンコツ母の対処法

【母さんひとりでは既にキャパオーバーで管理しきれないし、見てのとおり抜け抜けです。私一人では家族の用事も家事も到底対応しきれないから、受験も家事も家族全員で管理しましょう。どうかお願いします!!!】と近年は特に家族に対しては恥を捨て、意識的に母はポンコツPRを行っています。 すると家族も「まったく、しょうがないなぁ💦」と感じてくれるみたいですね。 最近では「○○の手続きしてくれた?」と家族からリマインドがくるようになりました。 母の必死(?)な様子を目の当たりにしているからか、最近は夫や次男が夕飯を肩代わりしてくれる率も上がってきています。料理に関してはビフォー95%→現在55%くらいでしょうか。 まだまだ家事シェアは道半ばですが、夕飯の献立を考えるのが何より苦痛な私にとっては有難い限り。作ってくれたら「すごくおいしい!」と3割増しでほめちぎっています(気分をよくしてまた作ってくれる効果を狙う)

積極的に家から出て、息抜きしよう!

お母さん(お父さん)がしっかりしすぎれば家族がとことん甘えるもの。 しっかり者ほどしんどくなっているのでは?と、仕事も家事も子育ても頑張っている親御さんたちを見るとつい心配になります。 家事をメインで担っている方こそ積極的に家から出る機会を作るなど、時には息抜きできればよいなぁと願っています。 甘えられない状況をつくったほうが、却って家族が自立してくれるので。

あろま

ライター名:あろま

居住地:埼玉県

年齢:50代

編集者からひと言:つい心配で先回りしがちですが、もっと肩の力を抜いて、頼っていきたいですね。

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